しなの鉄道、内装に木材使用の115系改造を公告…観光列車として導入

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しなの鉄道で運用されている115系。このほど、内装に長野県産木材を使用した改造工事が公告された。
  • しなの鉄道で運用されている115系。このほど、内装に長野県産木材を使用した改造工事が公告された。
  • 屋代駅に停車中の115系。しなの鉄道では現在、写真の3両編成のほか2両編成の115系も運用している。

しなの鉄道は10月16日、公募型プロポーザル方式による115系車両改造工事の業者選定を公告した。

改造の対象となるのは115系3両。「長野県産木材を使用し、乗ること自体が目的となるような観光列車を造成するための車両」をコンセプトとし、内装に長野県産木材を15立方m以上使用すること、座席定員をおおむね100人程度とすること、食事サービスが提供可能な設備を設けることなどを求めている。改造工事の完成期限は2014年3月31日。

115系は旧国鉄が開発した近郊形電車。しなの鉄道では1997年にJR信越本線軽井沢~篠ノ井間の経営を引き継いだ際、JR東日本から譲り受ける形で導入している。現在は3両編成と2両編成が運用されており、全て耐寒耐雪構造を強化した1000番台となっている。

《草町義和》

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