クアルコムが描く、EV向けワイヤレス充電の未来

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クアルコムは、都内で同社の自動車事業戦略発表会を開催した。同社バイスプレジデントのクリス・ボロー二=バード博士が登壇し、「自動車分野は非常に面白い。自動車はメカニカルなものであったが電子化、モバイル化が進んでいる。クアルコムの技術が関連する分野として今後非常に重要」とした。

車載通信用チップを手がける同社は、原油価格の高騰を背景に、EV向けワイヤレス充電を開発中であることを紹介。クリス博士は「安全性が重要であることは揺るぎない。充電しているクルマに人が乗っていたり、人が近づいたりした時の安全性は大事です。自動車メーカーには、小型で大きな出力、というところがポイントになるでしょう」とした。

また、コンシューマーからすると「いままでの延長にある使いやすさが大切」とし、基本的な技術要素、異物認知技術やそれに準じた関連車載システムなどの用意を進めている。

将来的には自宅ガレージにワイヤレス充電が置かれたり、道路に敷設されたりするという未来を描いているというクリス博士。「短期的な利点として、EVのケーブルを利用した充電を必要としなくなります。中期的には駐車スペースにワイヤレスインフラが用意されれば、セキュリティ面でも安心でき、街並の景観維持にも寄与します。長期的には、道路へのワイヤレス充電敷設により、常に充電できるので車載電池の小型化にも効果があるとみています」とした。

街づくりという面からすると、クリス博士は「ゼロエミッションは欠かせませんし、温暖化ガスの発生抑止を考えますと、再生可能エネルギーからの電力生成に取り組まねばなりません。すべてを達成することは困難かもしれませんが、通信を利用し、無人運転なども含めて、渋滞の抑制を進めることができます。そして事故をゼロに近づける。そうすることでモビリティ、移動性をあらゆる人に提供していくことが可能になります」と述べた。

通信の利用が車載システムの小型化、軽量化につながると話すクリス博士は「ワイヤレス通信とワイヤレス充電は、コネクテッドカーの実現に向けて必須です。特に今後の輸送事業に関しては、コネクテッドカーの技術が一層重要になるでしょう」と結んだ。
《土屋篤司》

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