VWの説明では「エッジの立ったザ・ビートルターボ」なのだそう。211ps/28.6kg-mの2リットルTSIを搭載、6速DSGと組みあわせた、よりファンな『ビートル』という訳だ。外観は専用の大型リヤスポイラー、18インチタイヤ&ホイール(ブレーキキャリパーは赤)、黒塗りのドアミラーハウジングなどが特徴。とはいえ、標準車のプレーンなイメージを大きく崩していない点に好感がもてる。インテリアではレザースポーツシートが備わるほか、標準車のシガーライター位置が、エンジン始動ボタンになる。パッケージオプションに「3連メーター」があり、雰囲気を高める意味でもコレはぜひ選択したい。走りは、言葉で表現すると“大人びた爽快でスポーティなもの”。エンジンはもちろんストレスなく回り、控えめながら活き活きとした排気音が室内にも聞こえるようにしてあるのが憎い。意外だったのは乗り心地が非常にしなやかなことで、カブリオレ同様のリヤの4リンクサスペンションは、不快な突き上げ等をしっかり吸収、スポーティなのに快適な味を確保している。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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