WRCは10月6日、ラリーフランスのWRC-2クラスの競技に参加している元F1ドライバーのロバート・クビサが、変わりやすい天候コンディションと路面状態の中を流れるように走り、8ポイント差で首位に返り咲いたことを発表した。
もしクビサが混合路面のラリースペインで2位以上に入賞すれば、スタンディング2位のアブドゥラジズ・アル‐クワリが11月に行われるラリーGBでいかなる結果を出そうと、チャンピオンの獲得を決定することができる。
クビサはラリー最終日に、このラリーで唯一人のライバルであるエルフィン・エヴァンスを3分30秒以上リードして迎え、彼は楽に運転することも可能だったが、より多くの経験を得るためにプッシュして、結果的に4分3秒9の大量リードをしてラリーを終えた。
「コンディションはとてもトリッキーで、僕に多くの経験を与えてくれた。その視点から見ると、ポイントを得たことと合わせて、これは良いラリーだったね。しかし正直に言って、経験を得ることはもっと重要で価値があることだ」
「最初の2つのステージの後、僕達は250kmを残して3分のギャップを持っていた。そこで手を緩めると退屈で、そうした時に何も学ぶことは無い」とクビサは語った。