国交省、「バリアフリー新法」2012年の進捗状況を公表

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10-300形3次車の車内。円弧形の手すりのほか位置の低いつり手や荷棚を設置するなどバリアフリー化を図っている。室内灯はLEDを採用した。
  • 10-300形3次車の車内。円弧形の手すりのほか位置の低いつり手や荷棚を設置するなどバリアフリー化を図っている。室内灯はLEDを採用した。
  • 大手町駅ではバリアフリー設備の新設や改良を行う大規模改装工事を実施している。画像は東西線西改札前の空間の最終完成イメージ。

国交省では、2006年12月に施行された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)に基づき、バス、タクシー等の車両や施設のバリアフリー化を促進しているが、その進捗状況について、2012年度の実績を公表した。

2012年度末における乗合バス、バスターミナル及び福祉タクシーの移動等円滑化実績等についての主な実績は、ノンステップバス車両数が、対前年度6%増の1万8672台、バスターミナルの段差が解消されている施設数の割合が、対前年度比2.9%増の82.7%、福祉タクシー車両数が、対前年度6%増の1万3856台で、徐々にではあるが着実に数字を伸ばしている。

国交省では、ノンステップバスの導入等に対して補助等による支援措置を実施するとともに、ノンステップバスの標準仕様の策定により普及促進を図るなど、今後も引き続き、公共交通のバリアフリー実現のための取組みを推進していく意向だ。

《平泉翔》

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