ボッシュ、二輪用スタビリティコントロールを開発

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ボッシュ・二輪用スタビリティコントロール
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ボッシュは、コーナーでも最適なブレーキングと加速を可能にする二輪用スタビリティコントロール(MSC)の開発に成功した。

MSCは、マシンのドライビングダイナミクスを検知するために多数のセンサーを使用。車輪速センサーは前輪と後輪の回転速度を測定し、慣性センサーモジュールがマシンの傾斜角とピッチ角を毎秒100回以上の速さで算出する。また、ABSコントロールユニットはセンサーデータ、前輪/後輪の速度差、タイヤサイズ、タイヤ形状、センサー位置などその他の二輪固有のパラメーターを分析し、傾斜角をベースにしてブレーキ力の物理的限界を計算する。

車輪がロックし始めたことをMSCが検知した場合には、ABSコントロールユニットにより、油圧ブレーキ回路の圧力モジュレーターを作動。ブレーキ圧は低減され、ほんの一瞬で再び加圧される。その結果、各車輪をロックさせないために必要な強さのブレーキ圧だけを正確にかけることができる。

同システムは、KTM『1190アドベンチャー』『1190 アドベンチャーR』の2014年モデルに搭載される予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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