富士通は「ドライバーを見守る眠気検知技術」をCEATECに参考出展した。
運転中の眠気を原因とする漫然運転や居眠り運転による重大事故は後を絶たないが、富士通ではドライバーが睡眠状態に陥りそうな兆候を心拍数の低下から検知。このデータを基にドライバーへ警告を出したり、運行管理システムを通して運行管理者もドライバーの状態を知ることができる装置の開発を目指している。
心拍数は脈拍から推測することになるが、脈拍の検知には装着が簡単で、装着時の違和感も少ないイヤークリップ型の脈拍センサーを採用。ドライバーに掛かる負担を低減している。
また、極度の緊張状態になると心拍数が上がることから、ドライバーが運転中にストレスを感じやすい地点も把握できるようになり、事故多発地点の把握や注意喚起などがこれまで以上にやりやすくなるという。