仙台市交通局、東西線駅名の意見募集結果を発表…「仮称派」が多数

鉄道 行政

仙台市交通局は9月25日、地下鉄東西線(2015年度開業予定)の駅名に関する市民からの意見募集の結果を発表した。大半は現在の仮称をそのまま正式な駅名として採用した方がいいという意見だった。

意見募集は7月30日から8月31日まで行われ、1180件の応募があった。現在の仮称駅名は、動物公園(八木山動物公園付近)~青葉山~川内~国際センター~西公園~一番町~仙台(仙台駅付近)~新寺~連坊~薬師堂~卸町~六丁の目~荒井(東インターチェンジ付近)となっている。このうち仙台駅は地下鉄南北線やJR線との位置関係を考慮して仮称駅名をそのまま正式駅名とすることが決まっており、今回の意見募集の対象外だった。

駅ごとの応募件数は連坊駅が1022件と最も多く、それ以外の駅は1駅あたり約930~990件だった。いずれも「仮称駅名が良い」とする意見が過半数を超えており、多くの駅は仮称を推す意見が700~800件台だったのに対し、仮称以外の駅名を推す意見は100~200件台だった。六町の目駅は応募総数932件に対し、仮称以外の駅名を求める声は65件しかなかった。

仮称を推す意見と仮称以外を推す意見がやや近接したのは、動物公園駅と連坊駅。動物公園駅は仮称が553件、仮称以外が434件で、仮称以外の駅名としては「八木山動物公園」(241件)と「八木山」(116件)が多かった。連坊駅は仮称が620件、仮称以外が402件。宮城県立仙台第一高等学校が近くにあることから「仙台一高」「連坊・一高前」など(286件)を推す意見が目立った。

このほか、一番町駅では「青葉通一番町」「一番町青葉通り」、国際センター駅は「仙台城跡」「青葉城跡」など、近接する通りや施設名などを含む意見がやや目立った。

終点の荒井駅では「復興」「希望」などを推す意見も見られた。2011年3月の東日本大震災では、20~30cmほどの高さの津波が同駅の近くまで迫っており、震災からの復興を意識した意見と見られる。復興駅の名称自体は、北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)市内の地下鉄に実例がある。
《草町義和》

編集部おすすめのニュース

特集