ボンバルディア、フランスの地域輸送向け新型2階建て電車を公開

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ボンバルディアが製造し公開したフランス向けの新型2階建て電車
  • ボンバルディアが製造し公開したフランス向けの新型2階建て電車
  • ボンバルディアが製造し公開したフランス向けの新型2階建て電車。写真は2階のインテリア
  • ボンバルディアが製造し公開したフランス向けの新型2階建て電車。写真は1階のインテリア

ボンバルディア・トランスポーテーションは9月25日、フランス国鉄(SNCF)の地域輸送用として製造した新型2階建て電車を仏の同社工場で公開した。SNCFでの名称は「Regio2N」で、今後フランス各地域に導入される。

「Regio2N」はSNCFが地域輸送向けとして発注している2階建て電車で、ドア部のみと客室部のみの車体を組み合わせた連接構造が特徴。編成は6両・編成長81mから10両・135mまで計画されており、最高速度は160~200km/h。従来の電車よりも幅を拡げるなどキャパシティを拡大し、近距離から都市間輸送まで対応できる。

今回公開された車両は6両連接車で、営業運転に先行して各種試験を行うために製造された9編成のうちの1本。営業運行許可が得られるまでの間、2014年1月からはSNCF社員によって試運転や運行上の信頼性確認などが行われる予定となっている。

ボンバルディアが受注しているのは129編成で、最大で860編成までのオプション付き。最初の129編成はアキテーヌ、ブルターニュ、サントル、ノール=パ・ド・カレー、プロヴァンス・アルプス・コート・ダ・ジュール、ローヌ=アルプスの6地域圏に配属される予定で、同社は2年間で製造可能としている。

同社はこの車両を新たなダブルデッカー電車のプラットフォームとして「OMNEO」と名付けている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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