マツダは、ケダ州クリムにあるイノコムの工場で国内組立生産(CKD)したスポーツ多目的車(SUV)『CX-5』をタイに向け輸出を開始した。20日には第一陣として200台を輸出。近く第二陣として400台を輸出する予定だ。
マツダ・マレーシアの坂谷眞司 社長は、マレーシアを域内のハブに位置付けており、タイがマレーシアで生産された自動車を輸出する初めての市場となると述べた。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内において潜在市場の調査を行っていることを明らかにした。
マツダ車販売のベルジャヤ・グループのベルマツ・モーターは今年、前年比で16%増の8000台を販売する目標を掲げており、輸出を開始したことで目標が達成できると見込んでいる。これまでの販売台数は5000台以上に上っている。SUVモデルの販売台数が増加していることから、総売上台数の25%をCX-5が占めるとの予想を示した。11月には多目的車(MPV)の『ビアンテ』の発表を予定している。