MASカーゴ、再びサービス中断 外注業者のストライキで今年3回目

エマージング・マーケット 東南アジア

セランゴール州セパンのクアラルンプール新国際空港(KLIA)で10日、マレーシア航空(MAS)子会社のMASカーゴによる航空貨物輸送サービスが中断した。

今年3回目のサービス中断で、航空輸送業者の団体はMASカーゴに対して苦情を申し立てている。サービス中断により顧客に対するサービスに遅延が生じ、生産性に影響が出ている。

マレーシア航空輸送業者連盟(Afam)が17日付けでMASカーゴに対して提出した書簡によると、10日に、MASカーゴセンターの輸出および輸入のトラック・ベイにおいてサービスが中断した。センターで雇用されている外国人労働者が10日の午後7時から、賃金不払いに抗議するストライキを実施したため。ストライキによるサービスの中断は今年1月12日と8月16日の二度に渡り起きている。

MASカーゴが業務を委託しているパワーテックの説明によると、銀行口座の不具合が理由で、外国人労働者に賃金が支払われていないという。フォークリフトを使用した作業などに関わる人員がストライキを起こしたためサービスが中断される事態となった。

MASカーゴは、外部委託の業者による従業員の賃金未払い問題は管理しようがないと説明している。一方で、AfamはMASカーゴがベンダーに対して問題の是正を求めることは可能だと指摘している。また、MASカーゴに対してターミナル使用料の返金と損害賠償を要求している。
千田真理子