フランスの自動車大手、シトロエンは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『CエリーゼWTCC』をワールドプレミアした。
シトロエンは2014年から、WTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦する計画。そのために開発したニューマシンが、CエリーゼWTCC。
CエリーゼWTCCは、シトロエンの新型コンパクト4ドアセダン、『Cエリーゼ』(『C-Elysee』)がベース。同車はプジョー『301』と兄弟車で、主に中国やロシア、南米などの新興国市場に投入される戦略車となる。
CエリーゼWTCCは、『DS3 WRC』譲りの直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力は380psレベルを引き出す。トランスミッションは、6速シーケンシャル。外観は、大型リアウイングや専用バンパー、ワイドフェンダーなどでアグレッシブな雰囲気に変身した。
なおシトロエンは、WTCCワークスドライバーに、WRC(世界ラリー選手権)の王者、セバスチャン・ローブ選手らを起用。すでに2014年の実戦デビューに向けて、テストが開始されている。