【ボルボ S60 T4 SE 試乗】外観はフォーマルに、走りはスムースに…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボS60 T4 SE
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2014年モデルのボルボ車は、全体で一挙に8モデル中6モデルがフェイスリフト。その変更箇所はトータルで4000以上という。

セダンの『S60』も変更を受けた中の1台。『V60』同様に幅広グリルと新ヘッドランプ、バンパーを得たマスクは、横基調の出ザジンが強調され、セダンらしいフォーマルさ、プレーンさが強まった。リヤエンドでは、T4系の2本出しの丸型排気パイプがクロームになるなどしている。

インテリアも『V60』同様にディテール中心の変更を受けた。さらにメーターが、これまでのアナログ2眼式メーターから、V40などと共通の新デザインに変更された。オド/トリップ計など読みたい機能の一部は、場合によってはスイッチで切り替え、呼び出す必要があるのが少々残念ではある。が、実用性、快適性の高さは従来どおり。ワゴンの『V60』とは別モノの後席は、乗員の身体をやや低く沈めた姿勢で(『V60』より)柔らかく支えてくれる、相変わらずセダンらしい快適な仕上がりなのが印象的だ。

試乗できたグレードは『S60 T4 SE』だったが、おそらく従来型オーナーが乗ったら瞬時にわかる、よりスムースな乗り味、身のこなし、音・振動の小ささが実感できた。1.6リットルの4気筒ターボ(180ps/24.5kg-m)は6速デュアルクラッチとの組み合わせで、変速がより的確になり、エンジン性能をより無駄なく引き出している…そんな走りっぷりだった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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