ホンダが9月5日に発表した新型『フィット ハイブリッド』には、クラス初となる四輪駆動(AWD)仕様が設定される。しかし発売そのものは12月にずれ込む。
ホンダで軽自動車およびコンパクトカークラスの全世界オペレーションを担当する竹村宏参事は「なんとかぎりぎり年末に間に合った」と明かす。
というのも「全部の開発を一気にはやはりできない。順番がある。図面も一枚ずつ書いてくわけだし、テストも一台一台しなければいけない。四駆のテストと二駆のテストを同時にやるのは難しい。それに部品メーカーもすべての部品(の発注)が一気にくれば、こなしきれない」と説明。
「でもそれを普通のペースでやっていたら四駆(の発売)は春先を越してしまう。春先になってしまって意味がないので、精一杯早くもってきた。ぎりぎり間に合った」と竹村参事は語った。