関東鉄道、常総線100周年に合わせ「新線」建設…保線体験イベントも実施

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常総線の騰波ノ江駅(2008年7月)。現在は新しい駅舎に建て替えられている。
  • 常総線の騰波ノ江駅(2008年7月)。現在は新しい駅舎に建て替えられている。
  • 常総線の騰波ノ江駅(2008年7月)。現在は新しい駅舎に建て替えられている。
  • 関東鉄道常総線を走る2100形。常総線はまもなく開業100周年を迎える。

関東鉄道はこのほど、常総線騰波ノ江駅(茨城県下妻市)構内にトロッコ線「とばのえ支線」を建設する計画を発表した。軌間は1067mmで、常総線が開業100周年を迎える11月1日の開通をめどに敷設作業を進めている。9月には保線作業の体験イベントを実施する予定。

騰波ノ江駅には以前、上り本線から分岐する貨物線が存在し、農産物などの貨物を受ける線路があった。こうしたことから同社は100周年記念事業の一環として、関鉄レールファンCLUBとの協力により貨物線の「復活」を計画。貨物線が敷設されていた位置に線路を敷設し、トロッコの乗車体験施設として整備することにした。

これに伴い、関鉄レールファンCLUBは9月21・22日に保線作業体験イベントを実施する。犬釘の打ち込みによるレールと枕木の締結を参加者に体験してもらう。事前応募制で、各日10人程度を募集している。申し込みは関東鉄道の鉄道部業務課(電話:029-822-3718)まで。

《草町義和》

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