米国の自動車大手、フォードモーターは8月29日、米国ミシガン州フラットロック工場において、フォード『フュージョン』の生産を開始した。
フュージョンは、米国市場におけるフォードの主力中型セダン。現地では、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、日産『アルティマ』などと競合する。
2013年1-7月のフュージョンの米国販売は、前年同期比13%増と好調。そこでフォードは、旺盛な需要に応えるために、フラットロック工場でもフュージョンの生産を始めた。
フォードモーターはフュージョンの生産準備として、フラットロック工場に5億5500万ドルを投資。1400名の新規雇用も創出している。
フラットロック工場でフュージョンの生産が開始されたことで、同車の生産能力は30%増え、年間35万台レベルとなる見通し。フォードアメリカズのジョー・ハインリッチズ社長は、「優れたデザインと燃費で、フュージョンの販売は期待を超える水準。需要が供給を上回っている」と述べた。