JR東日本、9月28日に大船渡線BRTダイヤ改正…専用道拡大で9分短縮

鉄道 企業動向
大船渡線BRTのイメージ。9月28日から専用道区間が現在の約4倍に拡大する。
  • 大船渡線BRTのイメージ。9月28日から専用道区間が現在の約4倍に拡大する。
  • 大船渡線BRT(青)のルート。現在の専用道は小友駅付近と大船渡~盛間(オレンジ)だけだが、9月28日から小友~大船渡間と竹駒駅付近(赤)でも専用道の使用を開始する。

JR東日本盛岡支社は8月29日、大船渡線気仙沼~盛間の暫定復旧策として運行しているバス高速輸送システム(BRT)について、9月28日にダイヤ改正を実施すると発表した。専用道区間を現在の約4倍に拡大し、所要時間を短縮する。

大船渡線BRTは現在、小友駅付近の0.6kmと大船渡~盛間の2.6kmで線路敷地を活用したバス専用道を設けているが、それ以外は一般道に乗り入れて運行している。今回のダイヤ改正では、小友~大船渡間の10.0kmと竹駒駅付近の0.5kmでも専用道の使用を開始。これにより専用道区間の距離は全体で13.7kmに拡大し、気仙沼~盛間の最速所要時間も現在の83分より9分短い74分になる。専用道の拡大に伴う訓練運転は9月13日から開始する。

今回のダイヤ改正に合わせ、小友~細浦間に碁石海岸口駅を新設するほか、高田病院~下船渡間は全便小友駅経由に統一して通岡峠経由便がなくなる。また、全駅に必ず停車する運行方式も取りやめ、乗降客がいない駅は通過する。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集