日産自動車は8月27日、米国での生産能力増強に伴い、米国からの輸出地域を2015年末までに約2倍に拡大すると発表した。
日産は8月、米国で生産した右ハンドルの『パスファインダー』をオーストラリアとニュージーランドへ出荷。2つの市場が加わることで、日産はテネシー州のスマーナ工場から世界61の市場へ車両を輸出することになる。
また、2014年には、ミシシッピ州キャントンにある車両組立工場が『ムラーノ』のグローバル生産基地となり、119の市場へ輸出を行う予定。
2012年は米国での生産台数の12%が輸出市場向けだったが、2013年には米国内でのグローバル商品の生産をさらに増やし、世界中の新たな市場で発売していくことから、輸出比率は14%に迫ると見込まれている。
日産は今後6か月の間に、『アルティマ』『パスファインダー』『マキシマ』『インフィニティQX60』などを、米国からガーナ、ナイジェリア、フィリピン、ベトナム、イスラエル、アルゼンチン、中南米の一部など、新しい市場に輸出開始する予定。