WRCは8月25日、ラリードイツのWRC-2クラスで優勝した元F1ドライバーのロバート・クビサが、同クラスのチャンピオンシップの総合ポイントでリードを奪ったことを発表した。
シトロエンDS3 RRCを運転するクビサは、フォード・フィエスタR5を運転するウェールズ人ドライバーのエルフィン・エヴァンスを12秒9の差で抑えきり、WRC-2のデビューシーズンでの3勝目、舗装路上のレースで初勝利を得ることとなった。
「僕が経験したことのあるターマックとは、完全に異なるタイプのものだった。とても神経質だったよ。なぜならトランスミッションから異音が聞こえたからだ。それに気を取られて、ブレーキポイントをミスしてしまった。ブレーキペダルもそれほど良くなかったし、ディファレンシャルかトランスミッションの問題を抱えていた。だけど幸運にも僕達はここにいるので、全ては良かったと言えるね」とクビサは語った。
一方のクビサと接戦を演じることとなったエヴァンスは自信を深め、「ロバートとの素晴らしい戦いだった。僕はラリーフランスをとても楽しみにしているよ」と語った。