フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは8月21日、新型車の『ラピッド スペースバック』の生産を、チェコの工場で開始したと発表した。
同車はシュコダが2012年9月、パリモーターショー12で発表した新型4ドアセダン、『ラピッド』のステーションワゴン。ラピッド スペースバックは、ラピッドの2602mmのホイールベースはそのままに、車体のリアをワゴン化した派生モデル。
荷物スペースの容量は、通常時で415リットル。後席を倒せば、1380リットル(いずれもVDA計測法)に拡大する。シュコダによると、クラス最大級の容量を備えているという。
搭載エンジンは、ガソリン4、ディーゼル2の合計6ユニット。中でもディーゼルの「グリーンライン」仕様の場合、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmの優れた環境性能を実現した。
ラピッド スペースバックは、9月にドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13で初公開される予定。それに先駆け、8月21日、チェコ工場で量産モデルの生産が開始された。
シュコダの生産担当、Michael Oeljeklaus取締役は、「ラピッド スペースバックの生産開始は、シュコダにとって2013年で8番目の新型車。非常に重要な車種となる」と述べている。