8月17日~18日、ベルギーのバストーニュで開催された2013FIMモトクロス世界選権シリーズ第15戦、ロックスターエナジースズキのクレメン・デサールが、第1レース2位、第2レース1位を獲得して総合優勝。前回のチェコGPに続く連勝を飾った。会場となったサンスーシのコースはWGP開催2回目、屈指のスピードコースとして知られる。路面は荒れてコーナーにはテクニカルなわだちができたが、土質が良質なドライのため全体的にハイスピード勝負となる。デサールの総合優勝は今シーズン3回目、ポディウム登壇はすでに12回を数えた。シリーズも終盤を迎え、デサールとA・カイローリ(KTM)の一騎打ちとなることが予想された今大会。決勝第1レースではオープニングラップからトップに出たカイローリがそのままリード。ラスト2周で挽回を狙うデサールが、ラストラップでダブルジャンプ後のタイトコーナーへのアプローチで仕掛けるがわずかにスリップオフし、第1レースはカイローリが制した。続く決勝第2レース、デサールがレース初盤から勝負に出た。第2コーナーでカイローリを捕らえると鮮やかにパス、前回のチェコGPと同様の圧倒的なペースでトップをキープした。会場はデサールの地元ベルギーのファンの大声援に包まれ、カイローリの反撃はないままデサールは1位フィニッシュ、総合優勝を決めた。■WMX MX1 レース11位:アントニオ・カイローリ(KTM)2位:クレメン・デサール(スズキ)3位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)4位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)5位:J・バンホービーク(カワサキ)6位:ケン・デダイカー(KTM)■WMX MX1 レース21位:クレメン・デサール(スズキ)2位:アントニオ・カイローリ(KTM)3位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)4位:ケビン・ストライボス(スズキ)5位:J・バンホービーク(カワサキ)6位:トミー・サール(カワサキ)■2013 WMX ポイントランキング1位:アントニオ・カイローリ(KTM)690P2位:クレメン・デサール(スズキ)600P3位:ケン・デダイカー(KTM)542P4位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)485P5位:ケビン・ストライボス(スズキ)469P6位:トミー・サール(カワサキ)431P