三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは8月1日、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5230台。前年同月比は24.7%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。
5230台の内訳は、乗用車が前年同月比8.7%減の1887台と、5か月連続で減少。SUVなどのライトトラックは、前年同月比57.1%増の3343台と、引き続き好調だ。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き人気。7月は三菱の米国販売全体の4割にあたる2075台を販売した。
この台数は、同車の7月実績としては、過去最高の数字。前年同月比は41.9%の大幅増で、11か月連続で前年実績を上回った。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
また、新型を6月に投入した『アウトランダー』は、初のフル1か月間の販売となった7月、前年同月比101%増と大幅に増加。
2013年1-7月の三菱自動車の米国新車販売は、前年同期比3.7%減の3万5699台。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「新型アウトランダーとアウトランダースポーツが、夏期の販売増の要因」と語っている。