ソラシド・エア(スカイネットアジア航空)は、機材調達多様化の一環として、オペレーティングリースで調達してきた航空機1機を、実質的に初めて自社保有に変更したと発表した。
同社はこれまで、機材についてオペレーティングリースで調達してきた。今回、特定目的会社(SPC)「マンゴーファイナンス」を新設してリース契約に変更、実質的に航空機を保有した。
航空機を保有するため、日本政策投資銀行と九州地区の地方銀行5行のシンジケートローンで資金を調達した。日本の航空会社の機材ファイナンスに、地方銀行が中心的に参画するのは初めて。
同社では、急激な円安進行による為替リスク(外貨建てリース料の増加)の解消、リース形態の変更によるキャッシュフローの改善効果を狙って、リース元のGECASからボーイング737-800型機(174席)を買い取り、マンゴーファイナンスに転売、マンゴーファイナンスからソラシド・エアがリースする形で、実質的に初めて航空機を自社保有する。