全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ(栃木県)は4日、決勝日を迎え、ポールスタートの中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)が52周のレースを全周回トップで駆け抜け、今季初優勝を飾った。
この日もドライコンディションながら、スタート直前に雨がパラつき、やや波乱含みの状況かとも思われたが、今季初勝利を目指すディフェンディングチャンピオンの障壁にはならなかった。「ああいうコンディションに特に強い面々が後ろにいたので、けっこうな試練ではありましたけど(苦笑)」と本人も言うように、いわゆる“チョイ濡れにスリックタイヤ”という状況では外国人ドライバー勢が強いのが常。ポールの一貴の背後に居並ぶ、予選2位ロイック・デュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)、同3位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)、そして同5位アンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)といったところの猛攻が予想されたが、一貴はそれを完封して見せる。