新明和工業第1四半期決算、ボーイング787向け主翼スパー納入増加などで営業利益78%増

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新明和工業が発表した2013年度第1四半期(4-6月期)の連結決算は、経常利益が前年同期比86.0%増の12億7600万円と大幅増益となった。

売上高は同8.1%増の319億2000万円と増収だった。航空機セグメントでボーイング787向け主翼スパーの納入機数が増加したことや、特装車セグメントで主要製品の需要が高水準を維持した。受注高は同18.6%増の424億1800万円となった。

収益では増収と円安効果、航空機セグメントで採算性が向上したことから、営業利益は、同77.9%増の11億9800万円と増益となった。

当期純利益は、今年1月に富士重工業から塵芥車事業を取得したことに伴う「負ののれん発生益」を計上したため、同76.7%減の11億1400万円と大幅減益だった。

通期業績見通しは為替が想定より円安で推移していることや売上げ、利益ともに予想を上回る見通しとなったため、上方修正した。売上高は前回予想より50億円増となる1650億円、営業利益は14億円増の67億円、経常利益が14億円増の70億円、最終利益が11億円増の44億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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