ホンダがトーハツに、船外機用エンジンをOEM供給することで合意したことが分かった。
これは7月31日、ホンダの英国法人、ホンダUKが明らかにしたもの。「ホンダの船外機をトーハツにOEM供給することで両社が合意。トーハツはホンダの船外機をトーハツブランドとして、全世界で販売する」と発表している。
トーハツは1922年、タカタモーター研究所として創業したエンジン製造の老舗。1939年、東京発動機に社名を変更した。1950年には、モーターバイクの生産・販売を開始。一時は、ホンダを凌ぐ日本一の二輪車メーカーとして、その名を知らしめた。
現在のトーハツの主力事業は、船外機や消防用ポンプの生産・販売。今回、ホンダとトーハツは、ホンダが船外機用エンジン(最大出力は60psから250psまで)を、トーハツにOEM供給することで合意。2014年から、トーハツはホンダの船外機を、トーハツブランドとして全世界で販売する。
ホンダモーターヨーロッパのゼネラルマネージャー、マーティン・サンダース氏は、「ホンダマリンとトーハツは、日本や米国で協力関係を築いてきた。今回の合意は、両社の関係を拡大するもの。ホンダのマリン事業をさらに強固にする機会になるだろう」と述べている。