日本特殊陶業(NGK)は、タイに新たにプラグ製造会社「スパークテックタイランド」を設立したことを発表した。
同社は、今後もスパークプラグの世界需要は新興国を中心に拡大するものと予想。2020年に年間10億本のプラグ生産体制を構築することを目指し、岐阜県可児市に絶縁体の工場を建設中だが、主体金具についても需要に見合った生産拠点が必要となってきていた。
今回、タイに新たにスパークプラグの主体金具の製造会社を設立。2016年に年間1800万個の主体金具、その後段階的に能力を増強し、2020年には年間1億4000万個の主体金具を生産する予定。タイについてはサイアムNGKスパークプラグ、タイNGKスパークプラグに次ぐ3拠点目となる。
新会社の資本金は4億4000万バーツ(約13億7500万円)、投資金額は約30億円。2014年2月に着工、2015年4月の操業開始を目指す。