ホンダの岩村哲夫副社長は7月31日の決算発表の席上、2013年の国内新車需要について、「500万台程度になるのではないか」との見通しを述べた。
日本自動車工業会は、昨年末の段階で今年の需要を474万台規模と予測している。昨年実施されたエコカー補助金の反動などにより、2年ぶりに500万台を割るとの見通しだ。
岩村副社長は、軽自動車の堅調な推移などから、500万台レベルに届くとの予測を示した。こうしたなか、ホンダの4輪車販売は13年度ベースで前年度を19%上回る82万5000台を計画している。強気の計画だが、岩村副社長は「新型フィットなどの新モデルを充実させるので十分やっていける」と強調した。