日野自動車の鈴木敏也専務は、当初2020年までとしていた古河工場(茨城県古河市)の全面稼働を2016年に前倒しすることによる部品メーカーへの影響に関して、大きな混乱はないとの見方を示した。
鈴木専務は「圏央道が開通すれば(工場がある)日野、羽村エリアから古河工場までの物流動線は1時間。(エンジン、ミッションを製造している)新田エリアからはもっと近くなる。そういうことを考えるとサプライヤーさんが大挙して動かなければいけないということは多分ないと思う」と説明。
さらに「すでに古河工場のそばで加工をやった方が良いと考えられているサプライヤーさんが2~3社あるようだが、それは個々の判断でやられていると思う。逆にいうと我々がはっきりとしたことをお伝えすることによって、サプライヤーさんも判断しやすくなる」とも述べた。