ピレリは、アウディグループ向けに、「ピレリ・ノイズキャンセリング・システム」を採用した新型タイヤを開発した。
タイヤが接地する際に圧縮された空気の振動によって発生するノイズは、タイヤからホイールへ、そしてステアリングとサスペンションを経て車内へと伝わる。
ピレリ・ノイズキャンセリング・システムは、振動を吸収するように設計されたポリウレタン・スポンジをタイヤの内部に使用し、車内へ伝わるノイズ量を低減させる。
同システムは、ノイズを2~3db低減させ、これにより、ノイズは従来の約半分となり、運転時の快適性向上に貢献する。なおピレリは、ノイズリダクション・スポンジがタイヤ特性に影響を及ぼさないことを開発テストにおいて確認している。
現時点で、ピレリ・ノイズキャンセリング・システムは、アウディ『RS6』と『RS7』にOE供給される。