【INDYCAR 第11戦】後半の形勢逆転でホンダが200勝達成、琢磨は前半好走も残念な結末に

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優勝はスコット・ディクソン、今季初勝利。写真:Honda
  • 優勝はスコット・ディクソン、今季初勝利。写真:Honda
  • ポコノでいい走りを見せた佐藤琢磨だが、残念な結末に。写真:Honda
  • 左から2位のキンボール、優勝ディクソン、3位フランキッティ。写真:IndyCar
  • ファンサービスに務める佐藤琢磨。写真:IndyCar
  • ディクソンの勝利が、最強チップ・ガナッシ・レーシング復活の狼煙となるか。写真:Honda
  • レース前半はトップ5圏内で走った佐藤琢磨。写真:Honda
  • チップ・ガナッシ・レーシングとスポンサーであるTARGETにとっても、メモリアルな勝利に。写真:IndyCar
  • ホンダに200勝目をもたらしたディクソン。写真:Honda
現地7月7日に決勝が開催されたインディカー・シリーズ第11戦ポコノはスコット・ディクソンが優勝、ホンダ勢のChip Ganassi Racingが3位までを独占した。佐藤琢磨は好走を演じたものの、ピットイン時のミスで他車と接触、無念の戦線離脱となっている。

24年ぶりにオープンホイール最高峰シリーズの開催を迎えたポコノ・レースウェイ(米ペンシルベニア州)は、特殊な三角形のビッグオーバル。160周、400マイルの決勝レースでは、展開のアヤに戦略と燃費が絡んだ結果、後半に一気の形勢逆転劇が演じられることとなった。

レース前半は琢磨(#14 A.J. Foyt Racing)だけが上位を走っていたホンダ勢だが、燃費の良さが逆転の原動力となる。130周目前後に上位陣が最終ピットを終えると、それまで主導権を握っていたマルコ・アンドレッティ(#25 Andretti Autosport)らシボレー勢は後退、しかも彼らは燃費的に苦しい走りを強いられる状況に。代わって上位を占めたのが、ホンダのエースチームでありながら今季は不調だったChip Ganassi Racingだ。燃費の良さを戦略的に活かすことに成功し、1-2-3態勢を構築。トップに立ったスコット・ディクソン(#9)がそのまま今季初優勝を飾り、チャーリー・キンボール(#83)、ダリオ・フランキッティ(#10)が2~3位に続いて、Chip Ganassi Racingとホンダは表彰台を独占した。

「燃費がカギを握る展開になったが、その面で我々はライバルに対して驚くべき差を有していた」と勝者ディクソン。エンジン交換で10グリッドダウン、17番手からのスタートだったが「マシンの仕上がりの良さには確信があった。一年近く勝利から遠ざかっていたので、また勝てて本当に嬉しい」。この勝利はディクソンのインディカー30勝目にして、Chip Ganassi Racingとメインスポンサー(#9 & #10)であるTARGETの共同活動における100勝目、そしてホンダエンジンのインディカー200勝目でもあるという、実にメモリアルなものとなった。なお、ホンダの200勝の内訳は他メーカーとの競争下での勝利が100、ワンメイク時が100、とのこと。

予選8位、ディクソンの降格により、1列3台並びのグリッドで3列目イン側(7位)からスタートした琢磨は好調だった。最初のピットを終えた後は3~4位を争っていたほどだが、60周目頃の2度目のピットイン時のピットロード進入でオーバースピードからマシンを制御できない状況に陥ってしまい、前にいたライアン・ハンターレイ(#1 Andretti Autosport)に接触、戦線離脱という結果に(順位は22位)。

「いいペースで戦えていた。最初のピットインでは減速し過ぎた感もあったので、2度目はピット入口までもう少しプッシュしたんだけど(結果的には)オーバースピードだった。自分のミス。勝てる可能性もあっただけに本当に残念」。彼より後ろにいたホンダ勢が表彰台を占めたことを考えても、実に残念なレースとなってしまった。これで琢磨は首位と115点差のシリーズ10位に後退。

このレースのシボレー勢最上位は4位のウィル・パワー(#12 Team Penske)。ポール発進のアンドレッティは最終的に10位だった。ポイント首位のエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske)は今回8位だったが、ハンターレイ(今回20位)へのリードを23点に広げている。

次週、7月13~14日の週末は第12~13戦のダブルヘッダー開催で、舞台はカナダ・トロントの市街地コースとなる。
《遠藤俊幸》

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