7月3日午後6時35分ごろ、秋田県秋田市内の国道7号で、横断歩道を渡っていた自転車に対し、交差点を右折進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた56歳の女性が重傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に37歳の男を逮捕している。
秋田県警・秋田中央署によると、現場は秋田市川尻町字大川反付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。56歳の女性が乗る自転車は信号が青から赤に変わる直前で横断を開始。横断歩道の中ほどまで進行したところ、右折可の青信号に従って交差点を右折進行してきた乗用車にはねられた。
自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。女性は右手首骨折などの骨折を負ったが、クルマはそのまま逃走したため、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
現場近くにあるテレビ局の屋上に設置したカメラ(お天気カメラ)が事故の一部始終を撮影しており、目撃証言や映像を元に捜査を行った結果、同市内に在住する37歳の男が容疑に関与したとして、自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で翌4日に逮捕している。
事故当時、現場は強めの雨。聴取に対して男は「何かにぶつかったことは間違いなく、衝撃は感じた」などと供述しており、警察は事故発生の経緯を詳しく調べている。