WRCで、ドライバーズとマニュファクチャーズの双方で2位以下を引き離しているフォルクスワーゲン(VW)。しかし、フォルクスワーゲン・モータースポーツの責任者であるジョスト・カピートは先行きに対して楽観視はしていないようだ。
フォルクスワーゲンはWRCのデビューシーズンで、夢のようなスタートを切った。そして13戦の中の7戦を完了してから、それは幾つかの印象に残る数値を表し、今シーズンの半分以上のスペシャル・ステージでの勝利をこれまでに手にして、さらに5度のラリーで勝利している。
フォルクスワーゲンはマニュファクチャーズ・チャンピオンシップで220ポイントを稼ぎ、ディフェンディングチャンピオンのシトロエンを46ポイントリードし、またドライバーのセバスチャン・オジエとヤリ‐マティ・ラトバラはドライバーズの順位で1位と2位に立ち、オジエは65ポイントのリードをしている。
「我々が本来のゴールを遥かに越えたことで、その結果にとても満足している。だが、我々はアクセルから足を離すことはできないし、もしワールドチャンピオンシップに勝ちたいのなら、シーズン後半に向けても集中を持続せねばならない」
「我々の焦点は今、8月の初めにある次のイベントである、ラリーフィンランドだ。そしてフォルクスワーゲンのホームレースであり、我々の最初のアスファルトラリーという意味でもうひとつのハイライトである、ラリードイツも控えているからね」とカピート氏は語った。