イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリ。同社が社員に対して、異例の通達を出していたことが分かった。
これは7月3日、フェラーリが明らかにしたもの。同社は、「全従業員に対して、電子メールは1件につき、最大3名までにしか送らないように求める通達を出した」と発表している。
多忙なビジネスの現場では、1度に何十人へ同報メールを送るケースはよくあること。ところがフェラーリは、この同報メールを最大3名までに制限するよう、社員に求めた。その狙いは何か。
今回の通達の目的は、社員同士が直接コミュニケーションを取る機会を増やすのが狙い。フェラーリによれば、コミュニケーション手段をメールに頼ると、意思疎通がうまく行かない場合が多く、かえって仕事の効率を悪化させ、時間を無駄にすることにつながるという。
フェラーリは、「社員には文書のやり取りを減らし、もっと会話をして欲しい」とコメントしている。