東京商工リサーチは東日本大震災関連倒産の、2013年6月の調査結果(速報値)を発表した。
東日本大震災関連倒産は20件で、14か月連続で前年同月を下回った。累計は1219件(6月28日現在)にのぼった。倒産のほか、事業停止や法的手続準備中の「実質破綻」が27件あり、震災関連の経営破綻(倒産+実質破綻)は累計1246件に達した。
震災関連倒産は、2012年12月(28件)以来、6か月ぶりに30件を下回った。発生ペースは緩やかながら収束傾向を強めている。
地区別では、関東13件、東北5件、中部と北陸が各1件だった。このうち、東北は岩手3件、宮城2件だった。
産業別では、最多が製造業と宿泊業・飲食店などを含むサービス業他でともに6件だった。次いで、卸売業が3件、建設業が2件と続く。
被害型では、「間接型」の18件に対し「直接型」が2件だった。