スーパーカートが再び日本一の鉄道橋を走る…高千穂あまてらす鉄道

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高千穂あまてらす鉄道は6月24日、株主総会を開き、廃線後は閉鎖されていた高千穂橋梁を同社のエンジン付き車両『スーパーカート』で渡るようにすることを決定した。今後は実証試験を繰り返し、順調にいけば7月20日から運行開始となる予定。

高千穂あまてらす鉄道は、2005年9月の台風14号で甚大な被害を受け運休した後に発足。現在は鉄道公園化を目指して、旧高千穂駅~天岩戸駅(片道2.5km)にスーパーカートを走らせているほか、ディーゼルカーの運転体験なども行っている。

高千穂橋梁は全長352.5m、水面からの高さ105m。かつては、日本一の高さの鉄道橋を渡るトロッコ列車が観光の名物だった。高千穂町の出身で同社の代表取締役社長である作家の高山文彦氏が言う。

「台風災害から8年。どうにかしてこの鉄橋を渡りたいと思ってきました。それがようやくこの7月から実証試験ができるようになって大変嬉しい。夏休みはぜひ、105mの高さに架かっている鉄橋から大パノラマを楽しんでください」

現在、10人乗りのスーパーカートが運行しているが、同型車両を制作中でまもなく完成予定。この2台を連結して走行するという。7月10日から同社役員、スタッフで実証実験を開始し、その後は旧国鉄OBらもチェック。同月16日の観光協会やマスコミ等の乗車体験を経て、20日にはオープニングセレモニー後に一般乗車ができるようになる予定。

《嶽宮 三郎》

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