気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年6月25日付
●「0増5減」成立、みなし否決適用、衆院が再可決(読売・1面)
●車運搬船衝突か、宮城沖の漁船転覆(読売・39面)
●トヨタ社長報酬1.8億円(朝日・7面)
●富士重工、ハイブリッドSUV発売(毎日・9面)
●ANAとの合弁、10月末で解消に、エアアジア(毎日・9面)
●中国7月危機現実味、財テク償還破綻懸念(産経・1面)
●日EUがEPA交渉、自動車「開放」で攻防、関税撤廃・安全基準が焦点(産経・11面)
●ダイハツ、半年で5万台、衝突回避支援システム搭載車(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車の取締役13人の2012度役員報酬のうち、1億円を超えたのは豊田章男社長ら3人だったという。きょうの各紙が取り上げている。
それによると、開示した有価証券報告書では、豊田社長が1年前に比べて4800万円多い1億8400万円、6月14日付で名誉会長に就任した張富士夫前会長が1500万円多い1億5900万円、今回から開示の対象になった内山田竹志会長は1億1100万円だった。
豊田社長の内訳は、基本報酬が1億円、賞与が8100万円、自社株購入権が300万円。賞与は前年度の2000万円から大幅に増え、報酬総額は09年6月の社長就任以来、最高額。
もっとも、きょう開催の日産自動車の株主総会では注目のカルロス・ゴーン社長らの報酬額も開示される予定だが、ゴーン社長の2011年度報酬額が9億8700万円。自動車メーカーでは「唯一、減益」だった12年度も微減にとどまるとみられており、豊田社長との差は相変わらず大きな差がある。