ボーイングの下請業者であるエール・フランス・インダストリーズは、『E-3Fエアボーン・ワーニング・アンド・コントロール・システム(AWACS)』航空機の電子、機械、構造システムのアップグレードを行うことことを明らかにした。
3億5400万ドルのミッド・ライフ・アップグレード(MLU)は、フランスのAWACSにとってこれまで最大のもの。ボーイングはオンサイトのエンジニアリングと品質の良い請負作業の補助と、ソフトウェア、ハードウェアにおいて協力を行う。
パリ近郊にあるAFIの施設のE-3F AWACS航空機への改修は、2014年に終了が予定されており、残りの編隊は2016年までに終了予定となっている。
「エール・フランス・インダストリーズは、その下請業者としての20年以上に及ぶE-3F編隊の技術と生産において、独自のポジションで我々をサポートする。我々はまた、アメリカ及びフランス政府の顧客の強力な協力関係によって恩恵を受けている」とボーイング・フランスのAWACSプログラム・マネージャーであるスティーブ・スワンツ氏は語った。
MLUのアップグレードは、アメリカのAWACSブロック40/45システムが基準となり、劇的に作戦実行機能、安定性、効果性を増すと共に、ライフ・サイクルの経費を削減する。