【JAL 預けたバッグの行方】空港グルメスポットの充実で午前11時がピーク

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今回、お話を伺ったJALの手荷物担当スタッフの方々。
  • 今回、お話を伺ったJALの手荷物担当スタッフの方々。
  • 移動させる場合には数人で扱わなくてはならないほどの重量。
  • JALが扱う手荷物の量は1日あたり約2万個となる。
  • 「お客様の時間を大事にする」ということを目標に、可能なかぎり迅速に手荷物を引き渡す。
  • 待機するドーリー。ここに機体下部の貨物室から引き出されたコンテナが搭載される。
  • 大型楽器用、特にコントラバス用のコンテナは想像を絶する大きさ。
  • 小柄な女性ならば入ることができてしまうかのようなサイズ。
  • 取材当日に用意されたのは3号機。
日本航空(JAL)が1日に扱う手荷物の数は、なんと約2万個に達するという。これだけの数が日本中を飛び交いながらも、手荷物の話はあまり知られていない。JALの手荷物担当者から聞いたものをピックアップしてみた。


・大型楽器用ケースは人気者

JALでは楽器用コンテナを用意しており、楽器ケースの3辺の合計が115cmを超える場合には機内持ち込みができず、こうしたコンテナに収納して預かり手荷物として扱う。こうしたコンテナ中でも最大容量のものがコントラバスやウッドベースを収容するものだ。

このケースは非常に頑丈な構造となっており、単体でも重量は50kgをオーバーしている。使用するには事前に電話予約が必要となっているが、ケースの使用自体に特別料金はかからない。

ただし、数には限りがあり、地方でクラシックのコンサートが数件あるような場合には「羽田から飛び、最初の目的地で下ろした後は折り返し便でまた羽田まで戻し、次の利用者に貸し出す」といった“とんぼ返り運用”もあるという。


・荷物の紛失原因、最も多いのは他者による取り違え

ロストバゲージ(預けた荷物の紛失)はたまに発生するが、国内線の場合は完全な紛失や行方不明ということはほとんど起きないという。

原因として最も多いのは「他者による取り違え」だ。タグに付与された番号を確認しないまま、自分の思い込みだけで特徴のよく似たバッグをピックアップしてしまうことで起きる。この場合、最後まで誰も引き取ることのない荷物がターンテーブル上に残ることもあり、ある意味ではわかりやすいという。預かり手荷物は航空券にひも付けられているので、置き去りにされたのが誰の荷物かということも調べればわかるし、今は携帯電話も普及しているので以前よりは連絡もつけやすくなった。

荷物の取り間違いを防ぐためには、思い込みだけでなくタグの番号をしっかりとチェックすること。バッグにネームプレートなど、他者が見ても「自分のものではない」とすぐ判別できる“しるし”を付けることが重要…とのことだ。


・カウンターが最も混雑する時間帯は?

羽田空港の手荷物カウンターが最も混雑する時間帯は午前11時ごろだという。実際には出発便が一段落する時間帯なのだが、11時台に出発する便はもちろん、12時台や13時台の前半に出発する便の利用客も訪れる。

12時台や13時台前半の利用客は「早めに空港へ行って、荷物を預けてから昼食を取る」というタイプが多いようだ。空港ビルにもグルメスポットが増えてきたため、こういう人たちも比例して増えている。「この時間は利用客が増える」というのは把握できているので、カウンターからソーティングエリアまでスタッフを増員して対応している。
《石田真一》

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