【JAL 預けたバッグの行方】安全と効率化、ノウハウ凝縮

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搭乗手続きがチケットレスになったため、地上で利用客と向き合う唯一の場所がこのカウンターとなった。
  • 搭乗手続きがチケットレスになったため、地上で利用客と向き合う唯一の場所がこのカウンターとなった。
  • カウンターの外で利用客を出迎えるスタッフ。
  • 機内持ち込みができる手荷物サイズが厳密に定められたため、預ける人は増えているという。
  • 機内持ち込みも、預け入れもできないモノがある。最たるものが花火。
  • バッグの片隅に紛れ込んだライターなどに注意する必要がある。
  • ヘビー(重量物)タグは、手荷物を扱う作業員にとって重要なものだという。
  • 乗り継ぎする場合はトランスファータグも付ける。
  • 羽田空港はインラインシステムが導入されている。最初に通過するのはバーコードタグを読むスキャナー。
旅行や出張で飛行機を使う人にとって「搭乗前に大きな手荷物を預ける」ということはごく当たり前のように、何の疑問を感じることなく行われることかもしれない。しかし、その預けた手荷物が「どのようにして飛行機へ運ばれ、到着地でまた手元に戻ってくるのか」という一連のプロセスを知るという人はほとんどいないのではなかろうか。

どこの航空会社もあまり変わらないように思えるが、実はここにもその会社独自のノウハウがたくさん詰まっているという。今回、日本航空(JAL)が羽田空港における手荷物オペレーションの裏側を公開した。

JALの手荷物カウンターではスタッフがカウンターの中ではなく、外に立って利用客を出迎える。「最近はICカード機能でチェックインできるようになったので、お客様とのコンタクトが手荷物カウンターだけとなってしまうケースも増えてきました。何かお手伝いすることがあるならば、なるべく早い方がいいということもあり、手が空いているスタッフは常にカウンターの外で待つことにしています」と説明する。

カウンターで荷物を受け付ける際には利用客に持ち込み禁止物の説明をしながら、素早く荷物の状態を見極めていく。特に注意しているのはスプレー缶とライター類だという。前者は引火性ガスを用いていなければ預かり手荷物の中に入れられるが、ガスが引火性だと放棄しなくてはならない。後者は1つだけなら身につけた状態で機内に持ち込めるが、預かることはできない。可燃性であるため、補充用のガスやオイルは完全にNG。また、夏休み時期の持ち込み禁止物で多いのは花火で、火薬を使用していることから、機内持ち込みはもちろん、預かりも認められず、出発空港で所有放棄を迫られることとなるので注意が必要だ。

他の空港だと手荷物カウンター手前にX線検査機が設置されていることもあるが、羽田空港はインライン検査システムが導入されており、預かった手荷物は搬出ルート上でX線検査を受けることになっている。利用客の目に届きにくい場所に検査機があるため、「羽田はX線検査を受けなくてもいい」と思ってしまう人もいるようだが、そのあたりに抜かりはなく、むしろ他の空港よりも厳しい検査を実施している。
《石田真一》

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