消える鹿児島中央駅の「大階段」…6月10日から撤去工事

鉄道 企業動向
鹿児島中央駅東口の「大階段」。同駅のシンボル的な存在だったが、まもなく撤去される。
  • 鹿児島中央駅東口の「大階段」。同駅のシンボル的な存在だったが、まもなく撤去される。
  • 駅舎は当初、赤系統の色で塗られていたが、九州新幹線の全線開業に合わせて黒色に塗り替えられた。
  • 鹿児島中央駅の九州新幹線ホーム。駅舎の屋上に設置されている。

JR九州は6月4日、鹿児島中央駅桜島口(東口)に設けられている「大階段」を撤去すると発表した。

現在の駅舎は1996年、九州新幹線(鹿児島ルート)に対応した駅舎として完成した。在来線ホームと直角に交差する橋上駅舎だが、駅舎屋上は新幹線ホームを設置できる構造とした。東口には駅舎のコンコースと地上を結ぶ「大階段」が設けられ、同駅のシンボル的な存在となっていた。

同社は2014年に九州新幹線新八代~鹿児島中央間が開業10周年を迎えるのを機に、駅舎に隣接する複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」の増床を計画。東口付近にアミュプラザ鹿児島の別館(仮称)を建設することから、「大階段」を撤去することにした。

撤去工事は6月10日から始まる予定。「大階段」の脇にある階段とエスカレーター、エレベーターは、工事期間中も引き続き利用できる。別館のオープンは2014年秋を予定している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集