日本郵船は、同社が運航する自動車専用船「Zeus Leader」が5月25日、オーストラリア沖を航行中に5人の遭難者を救助したと発表した。
船は5月20日に横浜港からオーストラリア・タウンズビルに向けて出航したが、25日にグアムの米国沿岸警備隊から「ミクロネシアの5人が乗った約6メートルのロングボートが5日前から行方不明になっている」として救助要請を受けた。
船は捜索し、5人の遭難者を救助した。救助後、遭難者の健康状態をチェックし、衣類や食事を提供した。
5人はミクロネシアのホールズ島からトラック諸島へ販売する魚を運んでいたが、ボートのエンジンが故障して漂流した。激しいスコールと強い西向き風のため5日間で約260キロも流されていた。
同社の船は5月26日、遭難者全員をミクロネシアのパトロールボートに引き渡し、その後、タウンズビルへ向かった。