日産自動車は6月3日、自動車リサイクル法に基づく2012年度の使用済自動車の再資源化等の実績を公表した。資金管理法人から払渡しを受けた顧客からの預託金の総額は63億0833万円。特定3品目の再資源化等に要した費用は56億5113万円で、6億5720万円の黒字。
2012年度の再資源化等の実績は、ASR 54万9874台、エアバッグ類45万0755台、フロン類49万3417台。ASRの再資源化率は96.1%で、2015年度以降の法定基準値である70%を前倒しで達成した。また、エアバッグ類の再資源化率は93.8%となり、法定基準値85%を上回った。フロン類についても適正な処理を行った。
自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は、使用済自動車から発生するシュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類の特定3品目の引き取り、リサイクル、適正処理の義務を担っている。