JVCケンウッド、COOの権限を事業部長へ移管するなどの組織改正

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JVCケンウッドは、6月26日付けで組織変更を実施すると発表した。

今回、各事業部を事業セグメントに対応した事業グループにまとめて統括するCOO(最高執行責任者)制を見直し、これまでのCOOの主な権限と責任を事業部長へ移管する。

CEOと事業部長の直結体制とすることで意思決定のスピードアップと他の事業部との連携を強化する。コーポレートスタッフは、これまで以上に補佐機能の活動を強化することで、全社組織の活性化と事業の成長を促進していく。

現経営戦略部から法務統括部を分離し、事業開発統括部、グループ経営統括室の3部門を傘下とする「企業戦略部」を新設する。企業革新委員会の事務局を担当し「会社のかたち」の革新に取り組む。

経営戦略部は「経営企画・生産戦略部」に名称変更し、経営企画統括部、国内・海外のマーケティングを統合したグローバルマーケティング統括部、生産・調達戦略部の生産関係を傘下に置いて、全社統合戦略部門としてCEOを補佐する。広報・IR担当はCEO直轄組織として分離する。

調達関係は、全社の各事業に関わる競争力強化上の最重要部門であるため、調達担当としてCEOを補佐する執行役員を置き、生産・調達戦略部から「調達戦略部」として独立させる。

CEOの直轄部門としてプロフェッショナル・ビジネス・サポート部門に、デザイン統括部を設置し、関係会社JVCケンウッドデザインとの一体化を図り、デザイン戦略を強化する。

生産・調達戦略部の再編に伴い、プロフェッショナル・ビジネス・サポート部門の生産・調達部を「本社調達部」と「生産部」に分離・再編する。

技術戦略部は、経営企画・生産戦略部とともに、CIOのバックオフィス部門として「イノベーション戦略部」に名称を変更。これに伴って、プロフェッショナル・ビジネス・サポート部門の技術推進部を「イノベーション推進部」に名称変更し、傘下のシステムデザインセンターは「イノベーションセンター」に改称する。

また、事業部門では、カーエレクトロニクスセグメントについて、カー市販事業部とカーOEM事業部の2事業部体制とし、カーエレクトロニクス事業グループ直轄にあったHUD事業化プロジェクトとカー事業総合企画統括部は、カーエレクトロニクスOEM事業部傘下に組み入れる。

《レスポンス編集部》

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