5月26日に決勝レースが行われたインディアナポリス500マイルレースで粋な演出が見られた。4月のボストン・マラソンに出場しながらもテロによりフィニッシュ・ラインを超えることが出来なかったランナーが招待されたのだ。
スタート前の国歌斉唱、飛行機のフライ・オーバーののち、ターン4からランナーたちが現れた。彼らはメインストレートを半分走り、ブリックの敷かれた伝統のフィニッシュラインに迎えられた。
30万人を超す大観衆に見守られてのゴールはさぞエモーショナルなものであっただろう。ボストン・マラソンは117回、インディ500は97回の歴史を持つ、ともにアメリカを代表するスポーツ・イベントである。