インディカーは5月24日、この日インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた最終プラクティスで、シュミット・ピーターソン・HPモータースポーツのサイモン・パジェノが225.827マイル/時(39.8536秒)のトップタイムを叩き出したことを伝えた。
「車はレース用に良く調整されている。ホンダは予選の前と後に懸命に働き、ホンダのレースに向けての心掛けはレース本番に掛けるというもので、それがまさに彼等のやっていることだ。彼等は我々にさらに良いエンジンを供給してくれ、それはレースに向けて良いサインだ」と決勝レースを21番手からスタートするパジェノは語った。
「(プラクティスの)ゴールは無論、車をコースに出したりピットに入れたりして全てがノーマルなことをチェックすることだ。その後皆はピットストップの練習や車をスピードに乗せ、スピードを少し伸ばすようにする。230マイル/時で走っていて、突然ピットレーンに入るのはとても難しいことで、日曜日までにそうしたルーティーンに慣れておくことも大切だ」と彼は付け加えた。
32人のドライバー達は合計で1305ラップを行い、セバスチャン・ボーデがその中で最長の52ラップを走った。ポールシッターのエド・カーペンターは20ラップを行なって223.771マイル/時で17位のタイムを出した。
「我々は今日、20から25ラップをするだろう。車は良い感じだったので、何度かのピットストップを行ってから18ラップ後に車を止めた。もっと長く走れれば楽しかったが、その必要はない。利口なやり方は車をコースの外に出して、日曜日に備えることだ」とカーペンターは語った。
アンドレッティ・オートスポーツのE.J.ヴィソとライアン・ハンター=レイがそれぞれ225.304マイル/時と225.053マイル/時の速さで2位と3位となった。
アナ・ベアトリスは、ピットに入ろうとスローダウンしていたカルロス・ムニョスの車に追突し、イエローフラッグが出されることとなった。
ホンダは予選での不調を挽回し、トップ10に6台を入れる復調ぶりを見せた。
■ インディ500、最終プラクティス結果
1. サイモン・パジェノ(ホンダ)
2. E.J.ヴィソ(シボレー)
3. ライアン・ハンター=レイ(シボレー)
4. スコット・ディクソン(ホンダ)
5. セバスチャン・ボーデ(シボレー)
6. ダリオ・フランキッティ(ホンダ)
7. ジェームズ・ジェイクス(ホンダ)
8. キャサリン・レッグ(ホンダ)
9. マルコ・アンドレッティ(シボレー)
10. アレックス・タグリアー二(ホンダ)
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19. 佐藤琢磨