ボッシュは独ロイトリンゲンで、100万台目にあたる77GHzのレーダーセンサーを生産中であると発表した。
ドライバー アシスタンス システムの主要コンポーネントとなるレーダーセンサーの生産は2000年に始まり、長い間小規模にとどまっていたが、現在は急速な成長を遂げつつある。100万台目が生産されるまでに13年を要したのに比べ、次の200万台目までは1年強しかかからないとも見込まれている。
成長の大きな牽引要因としては、 ユーロNCAPが導入を予定している格付け制度があげられる。5つ星を獲得するには、2014年から1つ以上のドライバー アシスタンス システムを搭載する必要があり、2016年以降は歩行者の包括的な安全を確保するための装備が義務付けられる。
ボッシュは今後も同分野への開発に注力していくとし、その一環として、よりコンパクトで低価格な中距離レーダーセンサーの量産を間もなく開始する。同センサーには、車両の前方用と後方用の仕様が用意されるほか、2014年には、最大50mまでの距離を測定可能なステレオビデオセンサーの生産を開始する予定。