米国の自動車大手、クライスラーグループ。同社が米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズの発表に噛み付いた。
これは5月22日、クライスラーグループが公式ブログにおいて、企業広報担当のGualberto Ranieri上級副社長の声明という形で明らかにしたもの。「テスラよ、正確ではない」の見出しとともに、テスラが5月22日に行った、ある発表内容を批判している。
クライスラーグループが指摘したのは、テスラモーターズが米国エネルギー省からの融資を返済期限よりも9年早く完済し、「テスラは米政府からの借り入れを、全額返済した唯一の米国自動車メーカーになる」と述べた点にある。
クライスラーグループは公式ブログで、「テスラが発表した情報は間違っている」と指摘。「クライスラーグループが2年前の2011年5月、米国とカナダ両政府からの借り入れを、返済期限よりも6年早く、利息を付けて完済したのは、良く知られている事実」としている。