米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは5月22日、米国エネルギー省(DOE)から2010年に受けた融資を、返済期限よりも9年早く完済したと発表した。
米国エネルギー省は2010年、米国で代替燃料車の開発を行う自動車メーカー数社に、低利融資を実施。テスラモーターズは、日産、フォードモーター、フィスカーオートモーティブとともに、この融資を受けていた。
テスラモーターズに実行された融資は、4億5180万ドル(約465億円)。テスラモーターズはこの融資を利用して、EVパワートレインの開発や、EVの生産体制を構築した。
テスラモーターズは5月22日、この融資を米国エネルギー省に全額返済。返済期限よりも、9年早い完済だった。同社によると、米政府に借金を全額返した唯一の米国自動車メーカーになるという。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、「米国エネルギー省と、ATVM(アドバンスド・テクノロジー・ビークル・マニュファクチャリング)融資プログラム制度を創設した関係者に感謝したい」とコメントしている。