WRCは5月13日、現在ワールドラリーチャンピオンシップのポイントリーダーであるセバスチャン・オジエが、数字的に9度のシリーズチャンピオンに輝くセバスチャン・ローブを超える勢いを示していることを公表した。
今年のチャンピオンシップですでに行われた5回のラウンドでのステージ勝利数の分析によると、オジエのステージ勝利パーセンテージは、セバスチャン・ローブが2012年の同時期に達成した率を2倍したものに該当する。
今季これまでに行われた90のステージで、オジエは彼のフォルクスワーゲン・ポロRでその43.3パーセントに当たる39ステージで勝利した。これはディフェンディング・チャンピオンのローブが、2012年の最初の5つのラリーにおける107ステージの内の22に勝利した、20.5パーセントの勝率を大きく凌駕するものである。
今年、5つのラリーの内の3つだけで競争したにも関わらず、ローブはステージの勝利数である17勝により、最も近いライバルとなっている。
ただしフルシーズンを戦うドライバーの中では、マッズ・オストベルグが最も接近したチャレンジャーであり、このノルウェー人はフォード・フィエスタRSでこれまでに12ステージで勝利し、13.3パーセントの勝率を残している。
オジエのフォルクスワーゲンのチームメートである、ヤリ-マティ・ラトバラが8回のステージを制して勝率8.8パーセントで4位に当たり、シトロエンのドライバーであるミッコ・ヒルボネンが、わずかに6ステージの勝利で6.6パーセントの5位に甘んじている。
以下が各ドライバーの、今季のステージ勝利数と勝率である。
1) セバスチャン・オジエ、フォルクスワーゲン・ポロR:39勝(43.3%)
2) セバスチャン・ローブ、シトロエンDS3:17勝(18.8%)
3) マッズ・オストベルグ、フォード・フィエスタRS:12勝(13.3%)
4) ヤリ-マティ・ラトバラ、フォルクスワーゲン・ポロR:8勝(8.8%)
5) ミッコ・ヒルボネン、シトロエンDS3:6勝(6.6%)
6) ダニ・ソルド、シトロエンDS3:3勝(3.3%)
7) エフゲニー・ノビコフ、フォード・フィエスタRS:2勝(2.2%)
8) ティエリー・ヌービル、フォード・フィエスタRS:1勝(1.1%)
8)ブライアン・ボウフィアー、シトロエンDS3:1勝(1.1%)
8)ユホ・ハンニネン、フォード・フィエスタRS:1勝(1.1%)